【ASOBISYSTEM×CIRCULATION】Vol.3 ウェビナー総集編

SDGs

最近、新聞やテレビの中、学校の授業や仕事を通じてよく聞くようになった「SDGs」という言葉。あなたは「SDGs」と聞いて何を思い浮かべますか?今回は、信澤みなみさんをゲストに招いて2回にわたって開催されたウェビナーの総集編をお届けします。これであなたもSDGsマスター!

なお、この ウェビナーは全2回にわたりSDGsについて詳しく取り上げています。

SDGsについてイチから学ぶVol.1と自分の身近なサステナビリティアクションについて考えるVol.2。こちらの過去の記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

第1回(前編):https://asbs.jp/archives/64808
第1回(後編):https://asbs.jp/archives/64863
第2回:https://asbs.jp/archives/66079

信澤みなみ

株式会社サーキュレーション

ソーシャルデベロップメント推進プロジェクト代表

成長ベンチャー企業に特化した経営基盤構築、採用人事・広報体制の構築、新規事業創出を担うコンサルタントとして活躍後、人事部の立ち上げ責任者、経済産業省委託事業の責任者として従事。「プロシェアリングで社会課題を解決する」ために、企業のサステナビリティ推進支援・NPO/公益法人との連携による社会課題解決事業を行うソーシャルデベロップメント推進プロジェクトを立ち上げる。企業のSDGs推進支援、自治体・ソーシャルセクターとのコレクティブインパクトを目的としたプロジェクト企画〜運営の実績多数。企業カンファレンス・ラジオ出演実績多数。

 

総集編 目次

1. SDGsとは

2. 「My Well-being」を見つめてみる

3. 世界の取り組み

4. 今日から始めるサステナビリティアクション

1. SDGsとは

 「持続可能な(Sustainable)開発(Development)目標(Goals)」の頭文字をとったSDGs。2015年に国連に加盟する193カ国が採択した世界共通の目標です。

このSDGsの語る上で外せないのが、「2030アジェンダ」。“誰一人取り残さない、人がよりよく生きるための大きな目標”であるこの2030アジェンダの指標の一つとして誕生したのがこのSDGsなのです。

カラフルに色分けされたこちらの図。最近色々な場所で目にすることが増えたのではないでしょうか。

17個の目標で完結しているように見えるSDGsですが、実はこの17のアイコン一つ一つの項目にはより具体的な目標が設定されています。項目ごとに細分化されたターゲットが全部で169個あり、そのターゲットもまたさらに細かく合計232個もの指標に分けられているのです。

2. 「My Well-being」を見つめてみる

一見バラバラに見えるSDGsの目標や指標も、地球環境や生物圏を土台に社会が成り立ち、社会が成り立つことで経済が成り立つというように全てが繋がり、影響を与え合うと考えられます。

そしてその全ての目標の根底にあるのが「私たち人間がよりよく生きる
“Well-being”(ウェルビーング)
」の思想です。私たち人間がよりよく生きるために、環境も社会も経済も切り離せないものとして考え取り組んでいく必要があるのです。

一見遠く感じる地球環境や社会のこと。その考え方は、自分の身近なアクションと結びつけるととても分かりやすくなってきます。自分にとってよりよく生きる「My Well-being」を一緒に考えてみましょう。

 

「自分にとっての“幸せ”とは?」
「自分にとっての“よりよい社会”とは?」

 

「気持ち、からだ、社会」の軸でどのような状態が幸せだと感じるか考え、そしてさらにその幸せな状態な自分と繋がる「環境、社会・人、経済・仕事」について考えを巡らせてみてください。

そうして自分の周りの繋がりを可視化すると、自分にとっての幸せな状態が17個のSDGsのどの項目と繋がっているか身近なものとして考えやすいはずです。

 

↑金原麗子さんのワークシート

ウェビナーでは、参加してくれたタレントのみんなにワークシートを記入してもらいました。こんな風に文字に起こしてみると、改めて今の環境に感謝できたり、新しい課題に向き合うことができるはずです。

3. 世界の取り組み

 では実際、世界的にはどんな動きがあるのか見ていきましょう。
近年、世界各国で企業によるSDGsをはじめとしたサステナビリティへの取り組みが進んでいます。

それは

・新たなビジネスの機会創出

・リスクの最小化

・経済活動の基盤の形成

・社内外との信頼構築・新たなファンの獲得

が見込めるからです。

ESG投資Environment Social Governance)と呼ばれる企業経営上の隠れたリスクや機会を考慮して行われる投資は、世界的には10年以上前から続いている動き。なんと全体のお金の3分の1とされる3200兆円以上のお金が流れていると言われています。

具体的には、ヨーロッパで推進されている再生可能エネルギー完全循環型の製造、そしてアメリカで積極的に採用されている、製品をもう一度資源に戻して使うサーキュラーエコノミーなどが世界で実施されています。

日本でも、2020年あたりから政府や企業、自治体などさまざまなところでSDGsに関する取り組みが増えています。

4. 今日から始めるサステナビリティアクション

 SDGsについての理解が深まったら、「今日からすぐできそうなこと」「自分たちがもし場づくりをするならどんな場が面白いか、自分だからこそできる場づくり」について考えてみましょう。

メディアやSNSで発信することができる人は、自ら率先してクリーンアップイベントや新しい取り組みについて共有するのも良いでしょう。

ペットボトルを買わないようにマイボトルを持ち歩く、両親や祖父母など年代の違う人とSDGsについて話してみるといった行動も立派なサステナビリティアクションです。

SDGsに興味がある段階から少しずつアクションを起こせるようになったら、今度は自分の得意なフィールドの中でできる場づくりをしてみませんか?

自分だけではなく他の人と一緒に共有していくことで、意識もより高まるはずです。

INFORMATION

株式会社サーキュレーション

「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用する「プロシェアリング」事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見をプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。

■公式ホームページ

https://circu.co.jp/

■SOCIAL DEVELOPMENT by CIRCULATION

https://social-development.circu.co.jp/

■サーキュレーションのサステナビリティの取り組み

https://circu.co.jp/sustainability/

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ライフスタイル・ファッション・ビューティーなどの情報を中心に、東京の今を読者に届けていきます。また、「自然体のオシャレでいられる」「オシャレの居場所を見つけられる」という価値を世の中の女性にもたらしていくことで、人々の生活を豊かにしていくメディアです。