#原々時々 case:33 文目ゆかりさん
気になるあの子の素顔に迫るシリーズ「#原々時々」。今回の主役はモデルの文目ゆかりさん。ライターとしての活動も増やしていきたいと語ってくれた通り、質問に対する秀逸な言葉選びには他に類を見ない個性が光っていた。知れば知るほど沼にハマる彼女の魅力、ぜひ彼女自身の言葉から探ってみて。
ー自己紹介をお願いします。
文目ゆかりです。1987年11月20日、東京出身です。
ー特技や趣味を教えてください。
特技、料理。調理師免許を持っています。得意料理はだし巻き卵。
最近の趣味は雑草の写真集め。
ーチャームポイントは?
首の骨。
ー仲のいい友人や家族からよくなんと言われますか?
親しい人に自分の印象を聞いたことはあまりないですが、初対面の方によく言われるのは「思ったより背が低い」「思ったより雰囲気がゆるい」です。
ーこれまでの人生で一番打ち込んだことは?
すぐ興味が移るのでこれ!というのがないかわりに、急にバレエを習ったり、狩猟を見学したり、農家に一週間住み込みしたり、思い切った経験は多いです。
ー学生時代は何をして過ごしていましたか。
演劇部しかやってませんでした。あと初彼氏ができて浮かれてました。数ヶ月おきに発作的に携帯が嫌になってしまい、とりあえず投げて壊していたのを思い出しました。絶対後悔するのでもし携帯を投げたくなったら柔らかいものを投げるといいです。今は何も投げません。
ー好きな食べ物は?それが食べられる美味しいお店は?
辻利の玉露が美味しかった。
ーこの世界に足を踏み入れたきっかけは?
三十代に突入してすぐ環境にたくさんの変化が起き、一皮剥けたくなって。
ー憧れの人はいますか。
ビョーク。The Gateという曲のMVが宇宙と生命を描いてて、生きる聖母のようなイメージを抱いたので。もう1人はマルタン・マルジェラ。服に哲学があって超カッコイイ。
ー苦手なことや失敗したエピソードはありますか。
音が苦手。日常的に耳栓して快適だけどすぐなくなるのでネットで50セットくらい買い置きしている。たまにポケットからたくさん出てくる。ノイズキャンセラーが気になっているけど無くしそうでしかないので購入に踏み切れない。
ー東京で好きな街はどこですか。
下北沢でしょうか、大人が青春してる街というか。馴染みは全然ないんですけど雰囲気が好き。
ー衣食住で一番こだわっているのは?
どれも生活の基盤になるのでバランスよくこだわるよう心掛けています。自制心の弱い人間なので大したことはできていませんが、衣はコロナ禍に入って選び方がかなり変わりました。デザインのインスピレーションから、機能面重視のシンプルなものになって、寝巻きと部屋着を分けました。着心地がよくてハリのある部屋着を選ぶとしゃんとなって生活に前向きになれます。住は掃除しやすいよう物の数をあまり増やさないように、あと赤とか黄とか強い色は私の場合気が散るので置かないようにしています。食も自炊が増えたんですが、バリエーションに悩むように。母の偉大さが身に沁みます。
ー死ぬまでにやりたいことは?
宇宙に行く
ーインドアは?アウトドア派?
アウトドアに憧れるインドア派
ー普段はどんな音楽を聴いていますか。
ラヴェル、ドビュッシー、サティなどのクラシック。現代のアーティストはTempalayがかなり好き。プレイリストはごちゃまぜで洋楽が多く、その中でもよく聴くアーティストはBeau Daiko。
ー最後に、これから挑戦したいことについて教えてください。
文章を書けるようになること。言葉が人類の文化の中で現時点ではいちばん保存がきく気がするし、アートでも何気ない生活の中でも殆どの基盤になってる。表現がしたいと思えるうちに何らかのかたちで表現して、誰かの心に残って、概念になりたいですね。