<「ainou」連載> Vol.3 菅沼ゆりと香りのおはなし

BEAUTY

アソビシステムとビジナルがコラボレーションし、香りにこだわり様々なプロダクトを展開するブランド「ainou」がついに10月20日(水)より発売する。今回はブランドのローンチを記念して、プロデュースに参加した村田倫子、ゆうたろう、菅沼ゆり、柴田紗希の4名にインタビュー。第三回目は菅沼ゆりさんに自分らしい香りとの付き合い方や今回プロデュースした香りについてなど、ご自身の言葉で語っていただきました。

— まず最初に、菅沼さんにとって香水とはどんな存在ですか?

私は自分を保つためにつけています。自分に自信をなくしてしまったときに、好きな香りを纏うことでいつもの自分に戻してゆくようなイメージです。

— いつ頃から香水を身につけるようになりましたか?

23歳とか、結構最近です。それまでは、わざわざプラスして自分に香りをつけるというより、柔軟剤とかシャンプーの香りとかでいいんじゃないかって思っていたのですが、改めて自分のスタイルを作るための一つとして香水を意識した時にオシャレだなって思って。もともとお香やルームフレグランス、キャンドルといった香りものは好きだったので、香水もやってみようかなという気持ちで使うようになりました。

— 実際に纏うようになって、香りの好みは変わりましたか?

すごく変わりました。私はずっと甘いローズの香りが好きで、最初はずっとそれをつけていたのですが、一度他の香りを探ってみたら、私の思い描いていた強い香り=香水というだけでなく、優しいのにすっきりした香りとか、つけ心地の軽いものもあるということを知って、そこから少しずつ変わっていきました。ローズ系の香りは今でも好きですが、割とお風呂の時とか寝る前とか、落ち着くので寝る時用とかにして使い分けています。

— 菅沼さんにとって自分らしい香りはどういうものが多いですか?

ロータスという蓮の香りがそうですね。もともとアロマオイルなどで使っていたのですが、今回の香水のベースにも使用しています。脳に直撃してすっと入ってきて、香りを纏うことで浄化される感じがあります。

— この香りはロータスの他にはどんな香りを調合されているのですか?

私の名前にある百合の香りも入っています。百合とロータスをバランスよく混ぜてもらって、あとは少しずつ他の香りもブレンドしてもらいました。どちらも神秘的なお花の香りなのでとても調和していると思います。

— 本当に菅沼さんの好きが詰まった香りなんですね。このお話が来たときの感想を教えていただけますか?

とっても嬉しかったです。アパレルのコラボはこれまで何度かやらせていただいたことがあったのですが、最終的には美容のことをやりたいとずっと思っていて。美容の学校にも通って、資格を取ったりもしていたので、何かしたいなと思っていた時にこのお話をいただいたので、すごい嬉しかったですね。

— 香水には番号がふられています。菅沼さんが「0」という数字を選ばれた理由を教えてください。

ちょうどこのお話をいただいた頃に、気を張ってしまう自分に対して大好きな香りを纏ってニュートラルな自分本来のテンションに戻すために “浄化” のような香りを作りたいと思っていたんです。だから、「何もないゼロな自分へ」という想いを込めてこの数字を選びました。

— 完成までに大変だったことや新しい気づきなどありましたか?

最終候補が4候補あって、2候補まではすぐに絞れたのですが、そこから1本に決めるまでがすごい大変でした。結局ロータスと百合どちらを強くするかの二択になったときに決めきれなくって。ユニセックスに使ってもらいたかったので、男女問わず色んな人に嗅いでもらって統計を取ったところ、やはり百合が強い方が甘さがあって女性にはすごく人気で、ロータスが強い方は男性の好感度が高いという結果になりました。本当に最後まで悩んだのですが、改めて私がこの香水の意味合いを語っていくことを考えたら、百合をメインにした方がいいのかなと思い、最終的にそのような形で決まりました。一週間くらい嗅ぎ続けて、4本もらったサンプルも全部使いました(笑)。

あと、これからこの商品をどうやって伝えていこうかなという新たな悩みもあります。香りって好き嫌いがすごくはっきりしているので、その人のことが好きでも、香りがあまり得意じゃないという人もいる。難しいですよね。あと、文章や動画で香りは出せないので、実際に足を運んでもらうしかない。だから、今はそこをどうやってPRしていけばいいかなと考えているところです。

— 完成した香りの感想はいかがでしたか?

とてもイメージ通りに仕上がりました!オードトワレなのでめっちゃ軽くて、重すぎずにサクッと使えるところが推しです。

— 菅沼さんはこの香りをどんなファッションで纏いたいですか?

スポーティでエッジの効いた自分らしい服装の時に、女性らしいすっきりとした香りを纏うことで、人としての奥行きを出せたらいいなって思います。

— ユニセックスに使って欲しいということですが、どんな人にどんなふうに使って欲しいなというイメージはありますか?

本当に誰が使ってもいいと思います。お出かけの時ももちろんいいですが、部屋に一本あったらいいなと思える香りなので、寝る前とかにもおすすめです。

INFORMATION

「澄み切った甘さのみずみずしい香り」

■商品名:ainou 0 フレグランスミスト オードトワレ

■内容量:45mL

■価格:2,750円(税込)

 

菅沼ゆり

“ゆりっぱ”の愛称で親しまれ同世代の女子から絶大な支持を集める。SNS発信は高い影響力を持ち、コスメ/スキンケアマイスターの資格を取得するなど、美容の知識も豊富。

イベントMCやアパレルやアクセサリーのプロデュースなどマルチに活躍しておりZoff、CA4LAなどコラボ実績多数。自身のブランド「LOBJECT」をスタート。

ASBS

ライフスタイル・ファッション・ビューティーなどの情報を中心に、東京の今を読者に届けていきます。また、「自然体のオシャレでいられる」「オシャレの居場所を見つけられる」という価値を世の中の女性にもたらしていくことで、人々の生活を豊かにしていくメディアです。