8月1日まで個展「BABY BABY」開催中のNAKAKI PANTZにインタビュー。
7月21日から8月1日まで、原宿のAnicoremix Galleryにて個展「BABY BABY」を開催中のNAKAKI PANTZさん。「『こんな女の子になりたいな!』と思いを込めて描く女の子たちは、みんな私のベイビーです」と語る。キュートでセクシー、思わず魅きつけられるイラストを生み続ける彼女に直撃インタビュー!
手が届きそうで届かないキュートなベイビーたち。
NAKAKI PANTZ Solo Exhibition”Baby Baby”
Anicoremix Gallery (東京都渋谷区神宮前4-28-1 B1F)
2021.7.21(水)-8.1(日) 12:00〜19:00
個展の開催おめでとうございます。今回の個展のテーマを教えてください。
ありがとうございます!心を込めて描いた女の子たちはみんな私のかわいいベイビーだと思っているので、個展のタイトルを「Baby Baby」にしました。あとは銀杏BOYZの「BABY BABY」という曲からもインスピレーションを受けています。「君を思い出せば 胸が苦しくて 消えて無くなりそうだ」と憧れの人か大切な彼女を想う気持ちが歌われている曲なのですが、私が描いているのも”手が届きそうで届かない”ようなキュートな女の子たち。会場でもBGMで流れていることがあると思うので、世界観を楽しんでください。
どのようにしてイラストレーターになったのですか。
小さい頃からずっと絵を描くのが好きでした。漫画を読むのも大好きで、『ちゃお』や『りぼん』を愛読していて、特に安野モヨコ先生の大ファンです。小学生のときから漫画家かイラストレーターになりたい思って独学で描き続け、高校を卒業して専門学校へ。そこで、自分は漫画よりもイラストが得意だなと気がついたんです。会社に勤めながらSNSなどに絵を投稿しているうちに、MVのイラストやアパレル企業様とのコラボレーションのお仕事をいただけるようになり、『ILLUSTRATION2021』に掲載が決まったことをきっかけに今年からイラスト一本に絞りました。
何からインスピレーションを受けていますか。
基本的に、自分が好みの女の子しか描きたくないんです。「こんな女の子を描いてください」とリクエストがあっても、ついつい自分好みに寄せていっちゃう(笑)Instagramを見ているときに、かわいいなと思った子を保存してストックしています。あとは、「こんな洋服があったらいいな」と自分自身が好きなファッションやヘアメイクをイラストで実現することもよくありますね。
イラストを描いていて、一番楽しいのは?
私、”線”フェチなんです。「ラフ・ペン入れ・着色・仕上げのペン入れ」という行程のなかで、ペン入れをしているときが一番楽しい。でもそれだけで満足せずに背景にこだわったり、手間を惜しまないことを大切にしています。
描けない!とスランプに陥ったときはどうしていますか。
描けないときは描かない!(笑)それが最近学んだ仕事術ですね。調子が良くなるまで、時間を置きます。絵を描く以外のやるべきことをやったり、友達と会ってリフレッシュしたり……、そうしているうちにまた描けるようになるタイミングがやってきます。
これからやってみたいお仕事はありますか。
雑誌の挿絵のお仕事をやってみたいです。星座占いのコーナーには憧れますね。あとはお笑いが好きなので、芸人さんからのお仕事も待っています!男性を描くのも好きなんですよ。
新作を含めたたくさんの作品が並び、Tシャツなどのグッズも充実していた今回の個展。「同じ展示は2度とないので、感染予防に気をつけて来られる方はぜひこの機会にギャラリーに来てほしいです」とNAKATA PANTZさん。ファッションからヘアメイク、表情までキュートな女の子たちのイラストに、夏のおしゃれ欲が刺激されること間違いなし。