内なるキレイが目覚める 根本改善美容 vol.4
身体と心の繋がりに着目し、身体の不調を整えることで、心までも健やかに整えることができる美容法『根本改善美容』。
身体の土台である足の骨の積み治しをし“地に足をつける”ことができたら、次は身体の内臓の健康に注目します。
前回の連載で、第二の脳とも呼ばれる“腸”の需要な働きを知ったモデル・柴田紗希(しばた さき)。今回は、内臓全体をより活発にさせる方法を、根本改善美容サロンHPP代表の整体師・三島桂太(みしま けいた)先生に教えていただきます。
呼吸を意識しながらペットボトルを押し当て、自分で腸の動き整えるセルフケアを覚えたしばさき。これに続けて、内臓全体の血の巡りを整えるセルフケアを伝授していただくところから始まりました。
三島桂太(以下三島):「腸が動き出したら、さっきよりずっと顔色がいいですね。表情もほがらかになっています」
柴田紗希(以下柴田):「すっごくリラックスしています。身体も温まっている感じがします」
三島:「これをやると、基礎代謝があがるんです。身体の冷えを取ってあげたあと、さらに骨を整える施術するを加えると効果が高まるんですよ」
腸を整えたい場合は、へそを中心に、ペットボトルのフタ2個分くらいの距離を開けて時計回りに押し当てていきましたが、同じ要領で、数字で示したポイントを、押したタイミングでゆっくり息を吐き出し、戻すときに吸い込みます。
①の位置は膵臓、②の位置は大腸、③の位置は大腸、直腸、⑤の位置は肝臓、⑥の位置は胃や脾臓などの消化器官、④と⑦の位置は小腸に作用します。
目を閉じ、心地好さそうにしています。ほんの数分で、すぐにも眠りそうな状態に。
三島:「痩せたいと思っても、内臓の機能が低下していたら痩せられないんです。代謝をあげてダイエットしたいなという方にもこの方法はとてもおすすめですよ。びっくりするほど効果があると思います。そして、ペッボトルを押してみて、痛いなと思ったところは注意。その分の内臓の機能が弱まっているのかもしれません」
誰にでもウィークポイントというものはあるので、毎日のセルフケアの中で、身体の小さな不調に気づいてあげることが大切だそうです。例えば、④と⑦を押して背中が痛いと感じたら、血をろ過する臓器、腎臓が弱っている証拠だそう。
しばさきが痛みを感じたのは③の直腸でした。
柴田「これだけで自分の体調が分かるなんてすごい! 家でも続けなきゃ」
続いて先生に、頭を中心にほぐしていただきます。
しばさきは、重心が少し前のめりになりやすいクセがあるので、身体が頭の重みを支えきれず、その分、首や頭の筋肉が緊張しやすいそう。
シャンプーをするときも、ただ髪を洗い、汚れを落とすというだけでなく“頭をマッサージする“という意識で行うと、雲泥の差になるのだとか。
また、耳のマッサージは、簡単なので自分でも取り入れてほしいもの。頭をほぐすのに効果的です。
三島「お風呂の中で耳を掴んで、10回ほど回してみてください。耳は脳幹とつながりが深いパーツで、脳幹は運動と自律神経を司ります。耳をゆるめてあげると、自律神経が整いますよ」
自律神経が乱れがちになると、その不調は耳に現れやすいので、耳を引っ張ってみて痛みを感じたら、お疲れのサインだと受け取って。
先生の施術が終わったあと、改めてお腹を触ると、やわらかく、温かくなっているのがわかりました。
最後は、胸部の中央の前(腹)側に位置する胸腺のめぐりもチェック。ここが詰まると、免疫力が下がるそうなので、しっかりとめぐりをよくしていただきました。
【右】三島桂太(みしま・けいた)/恵比寿根本改善美容サロンHPP代表。アスリート・モデルなどからも信頼を寄せられる根本改善美容家。自身の病気をきっかけにあらゆる健康法・美容法から作り上げた根本改善美容で、地球の機能を整え、世の中の機能を整え、人間の機能を整え、自らの機能を整える。
HP:http://www.hppsalon.com
【左】柴田紗希(しばた・さき)/“しばさき”の愛称で幅広い年齢層の女性から親しまれる愛知県出身のモデル。ファッションモデルとして人気女性ファッション誌『mer』で12ヶ月連続表紙を飾る。自身がプロデュースする配信番組で洋服とヴィンテージアイテムの海外セレクトを行ったこともあり、洋服のみならずヴィンテージアイテムにも詳しい。最近では全国各地を飛びまわり、地方の活性化にも力を注ぎ、離島のPRアンバサダーも務めた。雑誌以外にもCMなどにも出演し幅広く活動中。
STAFF Credit
PHOTOGRAPHER:MURA
EDIT・WRITING:渡辺 愛
DESIGN:田村 伊吹(yenter)