内なるキレイが目覚める 根本改善美容 vol.3

BEAUTY

身体の不調を整え、それに連動する心までを健やかに整える美容法『根本改善美容』。

これまでの連載で、身体の土台である、足を中心とした下半身の骨のゆがみやねじれを治し“地に足をつける”感覚を身につけることができた、モデル・柴田紗希(しばた さき)。次に学ぶのは“内臓のケア”です。

中でも、第二の脳とも呼ばれる“腸”の働きを向上させる方法を、根本改善美容サロンHPP代表の整体師・三島桂太(みしま けいた)先生に教えていただきます。

柴田紗希(以下柴田):「食欲の秋、という季節のせいなのか、最近、我慢せずに食べたいだけ食べてしまっています。そのせいか、身体の調子があまりよくなくて…」

まずは、最近の食生活について先生に相談する、カウンセリングからスタートしました。

三島桂太(以下三島):「でも、それはいいことなんですよ。純粋に、秋になると食べたくなるというのは、冬に向けて栄養を蓄えておこうとする動物本来の死生観ですから」

たくさん食べることに罪悪感を感じる人も多いはずですが、しばさきも、先生の意外な言葉に安心した様子です。

三島:「でも、何を食べるか、で身体の調子は左右されてきます。一体何を爆食いしたんですか?」

柴田:「ごはんもしっかり食べるし、甘いものもたくさん食べています。3時のおやつ、今日は何にしようかな?って考えるのが楽しみで」

三島:「糖分は摂取しすぎると内面に影響が出やすいんです。幸福感が高まる食べ物ですが、ぐっと上がった分、ジェットコースター的に気分も下がりやすいので、決して食べてだめなものではないのですが、食べ過ぎには気をつけたいですね。今、食べたいと思って食べるのと、習慣化して食べているのは違います」

また、自分の身体に合う“味”があり、合う味の食べ物を意識して摂取することで、パフォーマンスが向上するそう。

三島:「甘いものが好きなら、お砂糖が自分お身体に合っているかも大事ですよ。そして、秋は自律神経が乱れやすいタイミング。寒暖差が激しいですし、夏、冷たいものを飲んでいたせいで身体も冷えていて、腸を始めとする内臓の機能も下がり気味です。そこに爆食いして内臓に負担をかけると、お肌が荒れたり、気分も落ち込みやすくなるので、今日は自分に合う味を知り、動きがにぶった腸の動きを活性化させるセルフケアを覚えていきましょう」

小瓶の中にあるのは、右から酸味(クエン酸)、甘味(砂糖)、苦味(コーヒー豆)、塩味(塩)、旨味(かつお節)。酸味は酢やポッカレモン、苦味は、グレープフルーツジュースや生野菜などで試してもOK。どの家庭にも常備してある調味料で調べることができます。

調査方法は簡単。それぞれの調味料をひとつづつ舐め、その直後に、手を肩と垂直になるよう真横に広げ、伸ばしたまま上げた状態と、真横に伸ばしたまま、後ろに動かしたときの可動域が広いほど、その味が自分に合っているということになります。

手はすっと上がり、可動域は広め。表情もリラックスしています。

「さっきよりも身体が硬い感覚があります」としばさき。写真で比べてみても、甘味よりも身体が固まっている印象を受けます。
「違う味を摂取しただけで、一瞬でこれほど身体が緊張してしまうんです」と先生。

手を上げても、後ろに動かしても、これまでの中で一番よく動いているのが自分でも分かります。

塩見と比べて、体の動きがにぶりました。

可動域が広がりました。勢いつけずに動かしても、ひっかかりなくすっと動かせます。

しばさきに合うのは「甘味」「苦味」「塩味」。合わない食べ物でも好物なら、我慢して摂取するのをやめるのではなく、量を減らしたり、最後の一口を、合う味の食べ物で締めると、合わない味により体温を下がるのを食い止めてくれるので効果的だそう。「するめを食べると翌日むくむ!」という、しばさきが感じていた疑問も、「旨味」が合わないせいということも分かりました。合う味を知れば、食生活も自然と変化し、身体が整いやすくなるのです。

続いて、腸を活性化させる方法を教えていただきます。まずは、触診しながら、しばさきの腸の状態を触診。先生は、昨日何を食べたかまで分かることもあるそう。

三島:「腸が水分不足ですね。そのせいで少し腸が硬くなっていて、排泄しづらい状態です。しばさきさんは塩が合う人。塩が合う人はお水が合うので、もっとたくさんの量の水を飲むといいですよ」

柴田:「水分を取らなくちゃと思っていても、忘れちゃうタイプなんですよ。意識して飲んでいるときもあるけど、最近は忘れがちでした」

目からウロコの先生のアドバイスを聞きながら、腸のセルフケアに入ります。

準備するものはペットボトル1本だけ。へそを中心として、キャップ2個分くらいの距離を空け、時計の正午の位置から、1時、2時、3時と、時計回りにペットボトルのフタを垂直に押し当てて移動させていき、再び12時に戻ってくるように動かします。押す動きに合わせて、呼吸も意識します。押したタイミングで息をゆっくり吐き出し、戻すときに吸い込む。これで効果もアップするのだそう。

柴田:「押しているとすごくリラックスできます。眠くなってきた…」

ペットボトルを押して、痛みがあるところは、腸がねじれたり硬くなっている部分。そこを押してあげると、健康な状態に戻してあげることができるのだとか。また、寝る前に行うと血行もよくなり、睡眠の質も上昇。1周するのに2、3分要しますが、たった数分だけでも自律神経が驚くほど整い、身体の機能が上がるのだそうです。

その後は先生の施術を受け、骨を整えていただきました。腸押しで血行がよくなったところに、さらに巡りをよくしていきます。

足に加えて、腕や指もほぐしていただきました。血色もよくなり、脱力しているのに、全身にエネルギーがみなぎるようです。

 

三島:「腸の機能が下がるとメンタルにも影響するんです」

先生は、腸の状態が悪いと、心にも影を落とすと話します。

柴田:「心にも?」

三島:「脳のスイッチって、実はすべて腸にあるんですよ。身体が先に反射して、その信号が脳に届くという仕組みなんです。頭で考えるのではなく、先に腸が感じて、そのあと脳に情報が送られているんですよ」

柴田:「腸と脳の関係ってとても深いんですね。だからこそ、腸を労ってあげないといけないんだ…。今日は、腸活が大事だと言われている理由がよく分かりました」

三島:「原生生物って、脳はないけれど、腸はある。人間も、受精して身体が作られるとき、まずは腸から構成されるんですよ。脳というのは、生物が進化していく過程で作られたものなんです。それを思うと、腸のコンディションが“私を作る”と言っても過言ではないかもしれませんね」

生き物の始まりとも言える“腸”。腸と心の密接なつながりに、生命の神秘も感じたしばさき。身体と心のより良い循環を生みだすヒントを見つけられました。


【左】三島桂太(みしま・けいた)/恵比寿根本改善美容サロンHPP代表。アスリート・モデルなどからも信頼を寄せられる根本改善美容家。自身の病気をきっかけにあらゆる健康法・美容法から作り上げた根本改善美容で、地球の機能を整え、世の中の機能を整え、人間の機能を整え、自らの機能を整える。
HP:http://www.hppsalon.com

【右】柴田紗希(しばた・さき)/“しばさき”の愛称で幅広い年齢層の女性から親しまれる愛知県出身のモデル。ファッションモデルとして人気女性ファッション誌『mer』で12ヶ月連続表紙を飾る。自身がプロデュースする配信番組で洋服とヴィンテージアイテムの海外セレクトを行ったこともあり、洋服のみならずヴィンテージアイテムにも詳しい。最近では全国各地を飛びまわり、地方の活性化にも力を注ぎ、離島のPRアンバサダーも務めた。雑誌以外にもCMなどにも出演し幅広く活動中。

 

STAFF Credit

PHOTOGRAPHER:MURA
EDIT・WRITING:渡辺 愛
DESIGN:田村 伊吹(yenter)

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