中高生必見! 今注目のファッションコンテストに入賞した10代クリエイター3人が語る夢の叶え方

FASHION

次世代クリエーターを発掘するため、昨年バンタンとパルコが共催して行った高校生限定のファッションコンテスト「AFC High School Contest」が、今年は募集枠を中学生にまで広げ、「AFC U-18」として未知の可能性を秘めた若者を求める。そこで、昨年最終ステージまで勝ち進んだ3名に、コンテストを通して学んだことを語っていただくインタビューを決行! 今年チャレンジを予定する仲間達に向けて、エールを送ります。

次世代クリエーターを発掘するため、昨年バンタンとパルコが共催して行った高校生限定のファッションコンテスト「AFC High School Contest」が、今年は募集枠を中学生にまで広げ、「AFC U-18」として未知の可能性を秘めた若者を求める。
そこで、昨年最終ステージまで勝ち進んだ3名に、コンテストを通して学んだことを語っていただくインタビューを決行! 今年チャレンジを予定する仲間達に向けて、エールを送ります。

写真左から

落合梨沙さん(北海道芸術高等学校横浜校)

細矢さくらさん(星槎国際高等学校→バンタンデザイン研究所 ファッションデザイン学科)

徳山くららさん(世田谷総合高等学校→バンタンデザイン研究所 ファッションデザイン学科)
 


──コンテストに挑戦しようと思った理由は?

徳山くらら(以下、徳山)「小さい頃から絵を描くのが好きで、中学生の頃から、将来はデザイナーになりたいと思っていました。“じゃあ、何のデザインをすればいいだろう?”と考えたときに、ファッションが良いなと思ったのがきっかけです。コンテストに挑戦するのはこれが初めての経験でしたが、エントリーを決めた時点では、試しにやってみようかな、くらいの軽い気持ちでした」

細矢さくら(以下、細矢)「私は今、バンタンのファッションデザイン学科に所属する学生なのですが、入学後の様子をイメージするため、昨年の夏、バンタンのオープンスクールに参加したんです。その時にコンテストの存在を知り、挑戦してみたくなりました」

落合梨沙(以下、落合)「私も細矢さんと同じく、昨年オープンスクールを体験して、コンテストへのエントリーを決めました。私は今高校生で、ファッションビューティー科で学んでいるのですが、同じ高校の先輩方が、夢に向かっていろんなチャレンジしているのを見て、かっこいいなと思って影響されたのも応募の理由です」

──テーマは「あなたが着たいオリジナルスタイリング」でしたが、それぞれ、何をイメージして作品を作りましたか?
 


セミグランプリを受賞した徳山さんの作品

徳山「自分が憧れている女性を思い描いてデザイン画を描きました。“寄せ付けない女性”がイメージなのですが、普段からよくチェックしているファッションアプリなどを参考に、リアルに着てみたいものを。自分の好きなブランドのお店をチェックして、服に触れるようにしたことも、想像力を膨らませるのに役立ったなと思います」

──細矢さんのジェンダーレスな作品には驚きました!


グランプリを受賞した細矢さんの作品
 

細矢「性別の垣根を越えたスタイリングです。今メンズがスカートを穿くのもアリな時代で、男の人にとってのスカートが女性の私だったら、と置き換えたときに、ふんどしが思い浮かびました」

──落合さんは現在も高校生なので、“スクールガール”という作品はリアリティがありますね。


セミグランプリを受賞した落合さんの作品
 

落合「私の場合は、雑誌を読んでいたときにたまたま読んだスクールファッション特集が印象的だったのをきっかけにこのテーマにしました。学校をテーマにした映画も参考にしましたね。制服を着れるのが最後だったのもあり、これだと思って!」

──感性を豊かにする秘訣を教えていただきたいので、お気に入りの作品やインスピレーションを受けたアイテムを見せてください!


 
細矢「私は授業で作ったブックと、大好きな雑誌を持ってきました。デザイン画は年齢がテーマで、おじいちゃんやおばあちゃんの肌に着目した作品です。あとは、今の自分のファッションに大きな影響を受けた原宿カルチャーの雑誌も。岡本太郎さんの言葉には、とても勇気をもらいます。園子温さんの映画も大好きなんです! 地元では、ファッションに触れられる機会が少ないので、雑誌や本などのカルチャーは大切な情報源でした」


写真提供:徳山さん

徳山「これは学校の課題で作ったバッグの、デザインイメージを表現したコラージュなのですが、コンセプトである“反抗”を表現しています。くしゃっとした黒い生地はナイロンで、この部分で攻撃的な反骨心を表し、中の部分は、それとは逆に反抗できない心の中をイメージしています。私自身、黒が好きなのですが、そんな黒の強い部分を打ち出しています」

 

落合「ディズニー作品が大好きなんですが、その中でも特にお気に入りのアリスインワンダーランドの本を持ってきました。マッドハッターの着てる洋服の色合いや柄からインスピレーションがわきます。左上のものは、雑誌を切り抜いてコラージュしたもの。このサイズなら持ち運びできて便利です。ネイルチップは自分で作ったもの。ネイルまで世界観を統一させて作品撮りすることもよくあります」

──このコンテストは、SNSの「いいね!」の数がそのまま審査に反映されるという斬新な選考方法でしたね。

細矢「実際に会ったことがない人たちがSNSを通じて応援してくれたことが嬉しかったです! 目では見えないところに、人と人とのつながりを感じたり」

徳山「私も、自分のことをたくさんの人に広めるって経験は初めてだったので、恥ずかしさもあったのですが、それ以上に、たくさんの人が協力してくれたのがありがたかったです。なので、やってみて良かったな。コメントにも励まされました」

落合「SNSはこのコンテストを機会に始めたので、初めは不安もあったけど、学校の友達や先生がたくさん宣伝してくれました。私の作品を見た人たちから、作品に対して言葉をかけてくれたのにも勇気付けられました」


昨年の授賞式の様子

──これから挑戦したいことや、AFC U-18にチャレンジするみんなへ向けて、メッセージをお願いします!

 

細矢「自分が作った服を洋服が好きな人に着てもらって、それが雑誌のスナップに載ったら嬉しいだろうな。自分にしかできないスタイリングを極めていきたいです。ファッションショーが好きなので、ショーもしてみたいし、原宿を舞台に面白いことを仕掛けたいです。これを読んでいるみなさんにも今しかできないことを頑張ってください!」

徳山「将来の夢はデザイナー。自分もこれまで、いろんな人の影響を受けて、ファッションの道を選んだので、私も誰かに影響を与えられるようなクリエーターになりたいです。私もまだ、自分の夢を模索中なので、メッセージと言うと難しいですが、作品に取り組むときは自分の好きなものを全面に出し切って、自分を表現してもらいたいです!」

落合「私はブランドを立ち上げるのが目標。もともとネイルも大好きなので、お店の中に、ブランドに合うネイルサロンも併設したいです。始めたばかりでフォロワー数も少なく、不安を乗り越えたSNS審査を通じて思ったことなのですが、努力は報われる!って最近は思っています。自分を信じて、道を切り開いてほしいです!」


コンテストへのチャレンジをきっかけに夢を具体化し、大きく成長した3人。
自分の力を信じ、AFC U-18 へ挑戦して彼女たちに続こう。

 
Text:Ai Watanabe
Photo:Haruka Yamamoto

INFORMATION

応募テーマ:
2019年あなたが着たいオリジナルスタイリング

応募資格:ファッションにリアルガチ(真剣)な中学生・高校生の個人・チーム
※洋服を制作するスキルがなくても参加可能
応募作品:ウィメンズウェア、メンズウェア(キッズ不可)
応募方法:スタイル画(デザイン画)、及びエントリーシートの提出
応募締切:2018年9月23日(日)

★グランプリ・準グランプリ受賞者へのプライズ★
・バンタンデザイン研究所ファッション学部の特待生資格 ※グランプリ受賞者のみ
・パルコにて作品展示の機会提供
・審査員・アドバイザーや専門クリエイターによる個別指導
・制作するための素材・資材の提供やアドバイス
・ファッション業界に進むための動画教材1年間無料視聴

AFC U-18 公式HP
http://asiafashioncollection.com/hsc/afc_u18.htm

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