カレーときどき村田倫子 #5 マンダラ

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「春夏秋冬、朝昼晩カレーが食べたい!」そんなカレー好きによる、カレー好きのための連載。持ち物は、お財布とカメラと、ほとばしるカレー愛。自他共に認める、無類のカレー好き村田倫子ちゃんが、都内のカレー屋さんを訪ねます。

「カレーときどき村田倫子」も今回で第5回目に突入。
満を持して、カレーの聖地のひとつ、神保町へ降り立ちました!
神保町駅から徒歩1分。目指す先は、神田カレーグランプリでも優勝を果たしたことのある名店、『マンダラ』。
今回食すのは、こちらも連載初となるインドカレーです!

地下一階の入口を入ると、想像以上の奥行き!
席数は55席前後ほどで、団体のお客さんや女子会も結構多いのだとか。 ゆったりとしたカレータイムが堪能できる店内は、インドのサリーをモチーフにした装飾が施されていて、気分もすっかりインドスイッチがONに。

店内中央のキッチンエリアでは、一部ガラス張りになっていて、ナンを伸ばし、焼く過程が覗けるというのも、醍醐味の一つです!

カレーの種類はもちろんのこと、シークカバブやタンドリーチキンなど、バリエーション豊富なアラカルトやドリンクにも注目!
みんなで頼んで、みんなで食べる。
人と食べることの楽しさを堪能できるラインナップが魅力的です。
インド入門として、手始めにアラカルトを1品。
ホールマネージャー中川さんのオススメ、ディナーメニューから「サモサ」をオーダーしました!


サモサ3pc\500(税抜)

揚げ餃子のような見た目のサモサですが、割ってみると、中にはじゃがいもを潰してスパイスで味付けしたあんが入っています。
一口目はサクッと、食べ進めると、ほっくり美味しい!
異国の料理はちょっぴり勇気がいるという人や、子どもでも食べやすい、クセのないお料理です。

「もっと現地感を味わいたい!」という人は、備え付けのソースにトライ!
コリアンダーやミント、青唐辛子などの香草の香りが豊かな「グリーンチャトニー」というソース。これにつけて頂くのが主流なのです。
見たことのない色、嗅いだことのない匂い、感じたことのない食感、そしてハーモニー。多めにつけると、皮の食感だけでなく、中身の食材とのマッチ感も楽しめてオススメ!


Aランチセット\1620(税込)

さあて、いよいよ、メインに突入!
カレー2品、タンドールチキン、シークカバブ、ナンとサフランライス、ヨーグルトデザートが付いて、1620円!
なんとも贅沢&お得なセットは、マンダラでも人気なメニューなんだとか。
インドカレーは素材やベースなど種類が豊富で必ず迷ってしまうので、好みのものを2品選べるのもとっても嬉しい!
※ Aランチセットのカレーは、選べるメニューが日によって異なります

毎回その日のファッションもお店によって絶妙なチューニングをしてきてくれる倫子ちゃん! 今回もバチッとインドアレンジで決めてきてくれました♡
ピッタリの背景を背に、パチリ!

余談ですが、「いただきます」っていうのは日本特有の文化だそう!
今日は代わりに、シェフとスパイスに敬意を込めて…
ダンニャワード(ありがとう)といきましょう!

倫子ちゃんが選んだのは、お店の定番でトマトのフレッシュさとバターのコクが一体になったチキンバターマサラと、羊肉のしっかりとした肉感と深い味わいが特色のマトンカレー。北インドご出身のシェフが20種類以上のスパイスで織り成す味わいは、一口目から最高にアッチャー・カーナー(おいしい)!!
しっかりスパイシーなのに、食材の味も生きている!

チキンバターマサラは、バターチキンカレーとして商品化もされている有名な逸品。シェフのあの味をお家で再現できるなんて、とっても嬉しい!

連載スタッフ陣も思わず、オーダーを!
ゴロゴロっと食べ応えのある野菜と、その旨味甘味が凝縮されたルウが特色のベジタブル、海の香りがブレンドされたシュリンプバターマサラを、同じくAセットで頼みました。
マンダラで女子会が多いというのも納得!

人数が多ければ多いほど、たくさんの種類のカレーが堪能できて、
食事の時間も何倍も楽しくなります。ナンとライス、2つで楽しめるのも、全部をちょっとずつ試したい女子にはピッタリなのです♡

マンダラのカレーはお酒ともとても合うので、ドリンクのメニューも豊富!
爽快なビールはもちろんのこと、インドの人はウィスキーを一緒に楽しむ方も多いのだとか!

「マンダラ」という言葉は、とても広義的な解釈を持つ言葉で、
古代インドに起源を持ちます。
サンスクリット語で形容詞としては、「丸い」「円満」という意味もあるそう。
いろんな意味はあれど、みんなで種類豊富なカレーを囲んで過ごす時間は、
まさに、丸く満たされたものでした。

記念に、シェフのラムさんと。
カメラを向けるなり、ピースと笑顔を見せてくれた、とても愉快な人でした。
シェフが織り成すスパイスの味に会いたくなったら、気の合う仲間をなるべくたくさん誘って…☆

 

マンダラ
住所:千代田区神田神保町2-17 集英社共同ビル B1
電話番号:03-3265-0498
営業時間:
<月~金>11:00~15:00(L.O.14:45) 17:00~23:00(L.O.22:30)
<土日祝>11:00~15:00(L.O.14:45) 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:なし

 

【食べりんログ(倫子隊長による編集後記)】

マンダラ、曼荼羅。幾何学模様や神の姿が描かれ、多くの要素を持っているなんともミステリアスで神聖な集合体…。そんな魔法陣、秘術を匂わす『マンダラ』を看板に掲げる30年続くインドカレーの老舗。
地下に向かう踊り場には期待通り、見てると吸い込まれそうなうずまき…。
ああ、これはもう、扉の向こうにはコッテコテのインドワールド全開に違いないと心して扉を開けると…。
あれ?ひ、広い…!!!そして綺麗…!!!!
大変失礼ながら、ごちゃっとした薄暗いライティングに怪しげな像や絵が犇めく店内を想像していたので、勝手に面食らう私。
予想に反して開放的で整然とした店内には、デザイナーの手を加えたインドの民族衣装サリーを用いたアートな作品が点在しており、なんとも現代的なお洒落空間。このスタイルを30年も前から続けているのだとか。
良い意味で色々と期待を裏切っていくマンダラ。これは手強い…!

今回、いただいたのはランチで人気のセット。
存在感と重厚感を漂わせる口コミでも好評なナンと、セレクトできるカレー2種、シークカバブとタンドールチキン…とまさかのライスまで…!
1枚のプレートにこの情報量!豪華すぎる!
看板メニューのチキンバターマサラは、口いっぱいバターの風味とマイルドさが広がる上品なお味。これは女性が好きそう。濃厚なのにくどくないのは、しっかりとスパイスが効いているからかな? 実に私のタイプです。
そして極め付けは、インドカレーの重鎮(私が勝手に思っている)ナン様。明らかに今まで出会ったこの中でもふくよかな厚み、ちぎるとモチモチとした感触…。これは期待大! いざ食べてみると、優しい甘みに後を引く素朴な味。これは、ナンだけでも成り立つのでは!? と勝手にカレーの立場を危惧する存在感。自分の顔より大きいサイズですが、気づけば綺麗にお腹におさまってました。ボリューミなのに、メインのカレーしかり、サイドの刺客感…!
『マンダラ』のスペック恐るべしですね…!

出典:She magizine

INFORMATION

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http://she-mag.jp

村田倫子

1992年10月23日生まれ、千葉県出身のモデル。ファッション雑誌をはじめ、テレビ・ラジオ・広告・ファッションショーへの出演など幅広く活動している。

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