カレーときどき村田倫子 #1 ヨゴロウ
LIFESTYLE
「春夏秋冬、朝昼晩カレーが食べたい!」 そんなカレー好きによる、カレー好きのための連載がスタート。持ち物は、お財布とカメラと、ほとばしるカレー愛。自他共に認める、無類のカレー好き村田倫子ちゃんが、都内のカレー屋さんを訪ねます。
第1回目は、倫子ちゃん自らの提案で、連載の皮切りにふさわしい名店、原宿神宮前のヨゴロウへ。 原宿駅から千駄ヶ谷方面へ約10分。これといって大きな看板はありませんが、ランチやディナー時には列が絶えないので、その雰囲気から「ココか!」とすぐに分かります。 レンガの建物の小さな階段を降りると、さりげなくお店の名前が記された白い扉が。スパイスの香りと異国のムードが漂う店内へ、いざ出陣。
オーナーの西さんと相談しつつ、メニューを吟味。
ほうれん草ベースのチキンカレーにたまごをトッピング。
野菜の旨味も十分に詰まっていて、食べやすく、どんどんスプーンが進みます。 トロッとしたたまごがマイルドな味わいにしてくれるので、辛いのが苦手な人も楽しめます。
続いてもう1品は、家ではなかなか食べられないキーマカレーをチーズトッピングで。気分によってカレーの種類が選べるのは、カレー好きにもとても嬉しい!
お肉とチーズのハーモニーに、オクラの食感が絶妙にマッチ! 本格的でありながら、日本人の口に合う風味に仕上がっていて、時々会いたくなるような味です。
西さん曰く、元々は仲間が集えるようなお店としてオープンしたとか。メニューは開店当時からほとんど変わっていないという。西さんのお人柄と、抜群に美味しいカレーはみるみる噂になり、あっという間に行列店に。人が人を呼び、より、“人が集う”お店に。
物腰が柔らかく、気さくな西さん。時折ウィットに富んだ裏話を織り交ぜながら、お店の誕生秘話やメニューの歴史についても話してくれました。
「とにかく飲食店がやりたくて、元々は釜飯屋をやろうと思って物件を決めたんですよ。でも、いざ夜来てみたら、人通りが少なくて…。昼でも気軽に食べられるものがいいかなと思って、急きょカレー屋に変えたんですよ。カレーに関しては、修行をしていたわけでもなく、全くの初心者でした」
「仲間に味見してもらいながら、今の形にありつきました。鉄鍋は、これで作って出せたら、洗い物も減るし、時短にもなるかなぁと思って。でも、いざやってみたら調理には使えなくて…。たくさん買ってしまったので、このままお皿として使おうかなと。割れなくていいですよ」
抜群の味わいに仕上げられた鉄鍋カレーと、オーナーさんの飾らないお人柄。 帰ったら、身近なあの人にすすめたくなるお店。仲良い誰かをランチに誘いたくなるお店。行列の秘密が少し分かったような気がしました。
カレーが来るのを待っている間、倫子ちゃんは言いました。
「カレーって、食べると幸せホルモンが出るんですよ」
世にも幸せなカレー日和、まだまだ続きます♡
ヨゴロウ
住所:東京都渋谷区神宮前2-20-10 小松ビル 1F
電話番号:03-3746-9914
営業時間: (月~金)11:30~16:00 18:00~20:00 (土)11:30~16:00 (定休日)日・祝日
【食べりんログ(倫子隊長による編集後記)】
わたしはとても嬉しいです。 日頃から口を大にして、友達に家族にモデル仲間に、時には自分が出ている媒体までにも、その愛を伝え続けたカレーの企画ができる日が来たから…!! この高まりや熱は如何にと、精一杯みなさんに、カレーの深みを伝えられるように村田倫子頑張ります。
記念すべき第1回目は、事務所からめちゃ近い…からでは勿論なく、本当に足繁く通っているお店。事務所の人達にもファンが多く、口コミから絶大な信頼を誇る、ヨゴロウさんにお邪魔しました。 私が最初に知ったのも、マネージャーさんからの激プッシュでした。 ちなみに「ヨゴロウ」という名前の由来は、店長さんのおじいさんの名前からだそうです。じ、じいちゃんの名前かっこいい…!!!
鉄鍋に熱々のまま盛りつけられたカレーは、思わずカメラを構えずにはいられません。SNS栄えも◎。鉄鍋だから、本当はいち早く食べてほしいところですが、アングルに満足いくまで写真を撮っても冷めない。素敵だ…! 肝心のお味も文句なし。ほうれん草とカレーのタッグでマイルド。だけども、ちゃんとスパイスも効いていて、深みのあるコク。辛いのが苦手な人もこれならきっと大丈夫ですよ。
なにより、個人的に注目度が高いのは店長さんの人柄。とっても謙虚で低姿勢だけど、元ライターという経歴もあり、お喋りが上手。ぜひ店長さんとの絡みにも挑戦してほしいです!(人気店のため、常にキッチンで忙しいそうですが…) 来月のカレーとの出会いも待ちどうしくてたまらないです。 では、また来月会いましょう!
出典:She magazine