「僧侶」と「ヘアメイク」の2つを目指す、異色の学生【梅谷知里さんインタビュー】


バンタンデザイン研究所でヘアメイクを学びながら、僧侶を目指す梅谷知里さん。両極端な2つの仕事を志す彼女の信念とは? 4月16日発売の新世代ファッション&カルチャーマガジン『NIL』掲載の単独インタビューより、先取り情報を撮って出し!

——“死生観”への興味が僧侶になる決意へ繋がった
実家がお寺ということもあって、中学の頃から“死生観”にとても興味がありました。僧侶である父がお葬式をあげるのを間近で見てきて、人の生まれるときと、死ぬときっていうのはその人の人生にとってすごく重要なことなんだなって感じたんです。亡くなった方にやさしく寄り添う父のように、私もその瞬間に立ち会いたい。そういう思いがどんどん強くなっていって、僧侶なりたいと思うようになりました。

——“死化粧”がヘアメイクの道を志したきっかけ
「お葬式で亡くなった方に死化粧をしたい」と思ったことを機に、ヘアメイクにも興味を持ち始めました。『おくりびと』という映画を初めて見たとき、心の底からすばらしい! と思ったんです。なんでこんなに素敵なお仕事が注目されないんだろうって。やっぱり、自分が亡くなるときも綺麗な状態で見送って欲しいし、何より自分の母にはずっと綺麗でいてほしいので、最期もどんなメイクをさせて見送ろうかとずっと頭の中で考えていたんですよね。死化粧をするためにもメイクを一から学びたいと思いました。

——『知里ちゃんに最期を見送ってほしい』の声に応えたい
実家がお寺なので、おじいちゃんやおばあちゃんと触れ合う機会が多くて、それぞれの人生でどんなことがあったのかというお話を聞くのがすごく好きなんです。人生の話を聞くと、「そういう人生もあるんだなあ」って。おじいちゃんたちも、「自分たちの人生をちゃんとわかっている人に最期を見送って欲しい」という思いがあるみたいで、「知里ちゃんがお坊さんになったら、知里ちゃんに最期を見送ってほしいから頑張ってね」って言われたりして。見送るときは、その人の人生をちゃんとわかった上で、最期のその瞬間まで美しく見送ってあげたい。そういう気持ちが人一倍強いんです。


——「僧侶」と「ヘアメイク」、両方の夢を叶える!
じつは私、4年制の大学を出た後にバンタンデザイン研究所に入学しているんですよ。母にも反対されましたし、大学を出てからヘアメイクの道に進もうと決めたときには、周りの友達からも「せっかく大学を出たのにヘアメイクをやるなんて、なんでそこまでしてやりたいの?」とかも言われたりもして。価値観のズレみたいなものも感じたし、とにかくすごく悔しかったです。私が感じてきたものは私にしかわからないものなのに、なんでここまで言われなきゃいけないんだろうって。でも、成果を出せばきっとみんなに「こういう道もあるんだな」っていうのをわかってもらえるのかなって思って、今はその反骨精神みたいなものをエネルギーに変えています。私は、“私の信念”を貫き通したいから。大好きな音楽を聴いたりして、「やってやるぞ!」というやる気につなげていますね。

——寝るのも惜しい!? 学生時代にやりたいこと
私、作品をつくるときには必ずユーモアを入れ込むようにしているんです。誰かが見たとき、「なにこれ?」とか「これちょっとおもしろいね!」とか、そういう自分にしか出せないオリジナリティを表現するっていうのは、常にチャレンジしていきたいと思っています。たぶん、社会に出たら自分の好きなことだけでやっていくのって難しいと思うんですよね。だから、学生の今、自分が「これをやりたい!」って思ったら、すぐ行動するようにしています。どれだけ自分の“好き”を表現して、自分が見てきた中でクリエイティブなものをつくれるか。寝ている時間も惜しいくらい(笑)。どれだけ自分で行動できるかが勝負だと思っています。

4月16日発売の『NIL』では、梅谷さんのパーソナルな部分によりフォーカスしたインタビューを掲載。詳しくは本誌をチェックしてみて!

INFORMATION

バンタンデザイン研究所
http://www.vantan.com

■STREET 5月号別冊「NIL」002
発売日:2018年4月16日(月)
価格:680円(予定)
発行:アソビシステム
出版:ストリート編集室

NIL Official Website
http://nil-mag.com

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