カレーときどき村田倫子 #20 spicy curry魯珈


韓国のイメージが強い新大久保。
ここ、実はスパイスの波もじわじわ押し寄せてきているのです。
大久保界隈は少し小道に入ると街の表情ががらっと変わり、インドやネパール系のハラルショップが軒を連ね、所狭しと並べられたフレッシュなスパイスや調味料に、思わず日本ではない土地に足を踏み入れた気分になります。 そんな日本のスパイスのメッカにて今回訪れたのは、ちょうど先日1周年を迎えたばかりのカレー会のニューカマー「spicy curry 魯珈」!!!



飛ぶ鳥を落とすいきおいで、人気を博している今話題の注目店です。
なんと3時間待ちの日もあるんだとか、、、!
(もはや、人気アトラクションです!!!)



黄色が粋な暖簾をくぐると、キュッとなんだか丁度良い広さの店内。
スパイシーな香り漂うキッチンには可愛らしい後ろ姿が。
この素敵な女性こそ、魯珈を切り盛りするオーナー、えりさん。
なんとお一人で営業を回しているのです!!!!



今回、ちょうど1周年イベントを終えた後にお邪魔したのですが、
店内にはお客さんや、同業者であるカレー屋さんからのお祝いのお花、言葉、プレゼントが溢れていて本当にたくさんの人に愛されているのだなあ…とほっこり。魯珈の名物、「ろかプレート」をモチーフにした時計もプレゼントしていただいたものなのだって!素敵。えりさんの人柄が惹きつける引力ですね。



何を隠そう、私もえりさんファンの一人、、、。
魯珈に来店するのは実は二度目ましてなんです。
以前こちらに他の取材で訪れた際に、ここのカレーにギュインと惚れ込み、
えりさんとのカレートークには花が咲き、ついこの間プライベートで一緒にカレーを食べに行った間柄なのです。
(ちなみに行ったのは、連載で以前訪れた下北沢の旧ヤム邸 笑!!)
<<カレーときどき村田倫子 #16 旧ヤム邸 シモキタ荘>>
カレーバイブスの素晴らしさよ!!!!カレーの輪万歳!
「絶対、私の連載でも紹介させてください!」と誓った約束を、記念すべき2018年幕開けに紹介できて私はとっても嬉しいです。(有言実行大事)



袖から覗く細い腕で頼もしくフライパンを振る姿がカッコイイなあ、、、と、カウンター越しに惚れ惚れとえりさんを眺めつつ、運ばれてきたのはもちろん「ろかプレート」(950円)。
はい、最高。今日も安定にかわいいですカレー様。うっとり!!!



とにかくボリューミーな一皿。
真ん中に我が物顔で君臨するのは、台湾名物の「魯肉飯(るーろうはん)」。
その上にはとろんと熟した半熟の卵がにっこり。
中心を取り囲むのは、「マトンカレー」。片側にはサラダ、副菜、マスタードオイルで炒めた高菜、玉ねぎのアチャールが色をそえます。



最近のカレーは見栄えから美味しいものが本当に多くて、食べる前からグググッとテンションが上がりますね。
さあさあ、いざ実食!!!!!
念願のマトンさんからいただきます。



ルゥの中にゴロゴロと転がるマトン。
大ぶりなのにしっとりホロりと崩れる食感と、スパイスの調和に顔がとろける。
マトンの癖が旨味に変わりカレーと仲良く手を取り合ってます。
なんて素敵な相乗効果!私はすごーく好みです、このテイスト。
 


そこに甘辛く炒め、スターアニスが香る魯肉飯を混ぜ合わせる。
スパイシーなカレーに計算されたかのごとくマッチングし、甘い辛いの最強コンボにスプーンを運ぶテンポも加速する。
なかなか類を見ないフィージョンにあっぱれの一言です。 個々の味を楽しんだら、他の副菜達をくるくる混ぜて頂きます。 高菜のシャキッとした食感やアチャールの酸味が加わり、もう食欲のヒートアップに拍車をかけるかける。



もっともっと楽しみたい!というそこのあなた。朗報です。
プチカレー(200円)も一緒にオーダーできるのですよ。
オーダーしたのは、限定カレーの「エチオピア風ポークカレー」。
一周年を記念したこのカレーは、神保町にある名店「エチオピア」のカレーに心底惚れたというえりさんの愛とリスペクト精神からインスパイアされたメニュー。カレーへの思いが詰められた特別で、言ってみれば幻の復活カレー。



「結構辛いよ!」と忠告されて、少し構えて口に含むと、辛みはなくスパイスの深い甘さとコク。  
「 あら、辛くないぞ、、、?」と思ったつかの間、どどっと気持ちのよい辛さが押し寄せてきたではないか!なんだこの計算されたかのような絶妙な間は!!!。スパイスマジックを体感した瞬間でした。



えりさんがカレーに目覚め、作り手側を意識したのはなんと高校生の頃。
インドカレー屋の名店「南インドカレー&バル エリックサウス」で7年修行し、そこで基本的なインドカレーのノウハウを学んだのだとか。
過去に魯肉飯専門店でも働いていた経験もあり、数多の試行錯誤の末、誕生したのが、この魯肉飯とカレーの絶妙な融合でした。
さて、ここで一度、お店の名前に戻ってみてください!
そう、お気付きの方、さすがです!
「魯珈」という店名は、魯肉飯と珈竰(カレー)の頭文字を一つずつとったものなのです!



なるほど、このろかプレートには、えりさんの確かな経験と磨きかかったと技術、そしてなによりカレーが好き!!!という愛の熱量がたーんとつまっているわけで、多くのカレー好きの心をぎゅっと掴むのだな、、、。
ちなみに、えりさんは、お店がオフの日は他の気になるカレー店を食べ歩いているんだとか! 営業日もカレー、お休みの日もカレー!!!!
本当に心底カレーを愛している方なのです(まじで憧れるぜ!!!)



スパイスが効いた美味しいカレーとえりさんとのトークに癒され、心も身体もほくほく。「ご馳走様でした!そしてまた私とカレーを食べに行ってください!」と約束を交わし、名残惜しく店内を後にしました。
新年早々、美味しいカレーで気持ちよいスタートがきれたので、今年もナイスな1年になりそうな予感しかしませんね!
村田倫子、2018年も皆さんにカレーの魅力と愛をたくさんお届けします(カレー熱量に比例させてモデル業も頑張るんだから!)
皆さん今年もどうぞよろしくお願いします。

Navigator&text:Rinko Murata
Photo:Kayo Sekiguchi
Edit:Miiki Sugita/Namiko Azuma


spicy curry魯珈

住所:新宿区百人町1-24-7シュミネビル1F
電話番号:03-3367-7111
営業時間:ランチ/【月〜土】11-16時(火・木は15時まで)ディナー/【火・木】17-20時
定休日:日・祝

出典:She magazine

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